クレジットカードの仕組み|クレジットカードとは?

今やクレジットカードは必須のアイテムと言えます。

誰もが財布の中にクレジットカードが1枚は入っている事でしょう。

クレジットカードの利用シーンは、年々広がっており、デパートや家電量販店での買い物、レストランでの食事代、旅行の時の飛行機や新幹線の運賃、ネットショッピングでの買い物など。

みんなが当たり前のように使っているクレジットカードですが、その仕組みがどうなっているのか詳しく知っている人はあまりいません。

そこで、今回は、クレジットカードの仕組みについて詳しく説明します

クレジットカードとは?

クレジットカードは、現金の持ち合わせがなくても、クレジットカードを使って商品を買ったりサービスを受けたりする事ができるものです。

いわゆるポストペイ(後払い)のサービスを受けられるのが基本的な仕組みです。

まず、最初にクレジットカードを使った時に、お金がどのように流れるのかを理解しましょう。

クレジットカードを使った時のお金の流れ

クレジットカードで商品を買った時のお金の流れを言葉で説明すると難しいので、下の図で説明します。

クレジットカードを利用した時のお金の流れのイメージ図

なお、用語の意味としては以下のようになっています。

カード会員=消費者、お客さん

カード加盟店=お店

  1. クレジットカード会社がカード会員にクレジットカードを発行する。
  2. カード会員がカード加盟店でクレジットカードを使って買い物をする。
  3. カード加盟店がクレジットカード会社に代金を請求する。
  4. クレジットカード会社がカード会員に請求する。

大まかな流れとしてはこのようになります。

つまり、クレジットカード会社がカード会員を信用して(Credit)カードを発行し、そのカードで立替払いをしてくれているということになります。

したがって、カード代金の支払いに延滞などがあれば、その信用が無くなってしまい、クレジットカードを利用できなくなってしまうのです。

クレジットカードのメリット

クレジットカードを持つことのメリットはたくさんあります。

まず、現金を持ち歩かなくても、クレジットカードだけで商品が買えたり様々なサービスを受ける事ができる事でしょう。

特に、海外旅行などの際には、現金を持ち歩くことは危険であり、クレジットカードだけを持ち歩く方が安全なので、特にメリットが大きいです。

海外旅行の際にはクレジットカードは必須のアイテムと言えるでしょう。

また、クレジットカードには、その人のステータスが現れているとも考えられます。

「クレジット=信用の証し」と考えられるので、クレジットカードを持っているだけで、支払い能力のある人だと信用してもらう事ができます。

ゴールドカードやプラチナカードなどのプレムアムカードの持ち主であれば、その人の支払い能力だけでなく、人柄までもクレジット(信用)されることになり、一部のホテルなどで、自動的に部屋のアップグレードをしてくれるというようなサービスがあったりします

ホテルなどの側からしても、支払い能力の高い富裕層には得意客になって欲しいという願いが働きますよね。

クレジットカードが生まれたきっかけと歴史

クレジットカードの歴史は意外と浅く、1950年にアメリカで設立されたダイナースクラブが世界初のクレジットカード会社です。

ダイナースクラブは面白いちょっとした事件がきっかけになって設立されています。

第2次世界大戦が終わってまだ間もない1950年(昭和25年)に、アメリカの実業家マクナマラと友人の弁護士シュナイダーによって設立されました。

きっかけとなった事件は、ニューヨークのレストランでのことです。

レストランで食事を終えた後に、マクナマラは財布を忘れてきたことに気づき、あわてて郊外の自宅に電話をして夫人に現金を届けてもらいました。

なんとか支払いは済ませたものの財布の到着を待っているのはかなり気まずいものであり、恥ずかしいものでした。

そこで彼は友人のシュナイダーに相談して、二人で1万ドルずつ出し合って、ツケで食事ができるクラブをつくることにしたのです。

そのクラブの名前は食事をする人という意味の「ダイナース」でした。

ここに初めて、カードさえあれば、誰でも店で食事ができるクラブができたのです。

これがクレジットカードの仕組みの最も基本的なものとして、そこから発展していったのです。

これが世界初のクレジットカード会社であるダイナースクラブの設立のきっかけです。

クレジットカードのサービス内容に格差が生まれてきている!

世の中にはたくさんの種類のクレジットカードがありますが、基本的な仕組みはさきほど説明した通りで全く同じです。

しかし、各クレジットカードの基本スペックや付随しているサービスの内容は全く異なっているので注意が必要です。

一番分かりやすいのが年会費です。

「永年無料」「初年度無料」「条件付き無料」「有料」などカードによって設定されている年会費はまったく違います。

もちろん、年会費は無料か、安ければ安い方がいいに決まっているのですが、そのようなクレジットカードの場合には、付随するサービスの内容が薄くなります。

旅行傷害保険の差(自動付帯と利用付帯)

クレジットカードを持つメリットの大きなものの1つに旅行傷害保険があります。

旅行中に突然病気になったり、怪我をした時に支払われる保険ですが、海外旅行の時には、日本での公的な保険が利用できないので、非常に助かります。

海外旅行中に病気や怪我などで入院したなんてことになれば、数百万円という請求をされることもありますので、海外旅行の時には、旅行傷害保険に加入することが必須となります。

年会費の安いクレジットカードの場合、補償額が低かったり、旅行傷害保険が付帯していなかったり、付帯していたとしても、利用付帯と言って、旅行代金をそのクレジットカードで支払わないと保険が支払われないという場合が多いです。

他方で、年会費の高いゴールドカードやプラチナカードの場合には、補償額が高く、クレジットカードを持っているだけで保険が適用される自動付帯の場合がありますので、サービスの内容が非常に充実しています。

年会費が同じ程度のクレジットカードどうしでも、サービス内容が全然違ったりして、良いクレジットカードと悪いクレジットカードの格差が広がってきています。

だからこそ、クレジットカード選びが重要になってきているのです。

ウマ味が減ってきているクレカ!近年のクレカ事情とは?

現金を持ち歩く必要が無かったり、様々なサービスが付いていたり、何かと便利なクレジットカードで、持つ人も増えているですが、実はクレジットカード業界を取り巻く環境は悪化しています。

その最大の要因は、貸金業法の改正による総量規制の導入です。

クレジットカードの通常の使い方はさきほど説明したように、カードを使って商品やサービスを購入し代金を後で支払うというパターンです。

その時に、クレジットカード会社は加盟店から一定の手数料を受け取ることによって利益を得ています。

しかし、この手数料による利益はそれほど大きいものではありません。

クレジットカード会社の最も大きな利益になっているのは、実はクレジットカードのキャッシングなのです。

クレジットカードには、通常の使い方とは別に、クレジットカードを使って、設定された限度額の範囲内で利用できるキャッシング機能が付いていることが多いのです。

クレジットカードを通常の方法で利用した場合、金利や手数料は一切かからないのですが、クレジットカードのキャッシングを利用すると、その分には、高額の金利が乗っかってきます。

あまり知られていませんが、クレジットカードのキャッシングを利用すると、多くの場合サラ金と同じくらいの利息制限法の上限ギリギリの高い金利を支払わなければなりません

だから、クレジットカード会社からすれば、通常の利用方法による手数料よりも、キャッシングによる高金利の方が美味しいわけです。

カード会員に、できるだけたくさんキャッシングを利用してもらって、その金利で儲けたいというのがクレジットカード会社の本音なのです。

法律が改正される以前は、カード会員に高額のキャッシング枠を設定して、たくさんキャッシングをしてもらって、その金利で儲けることができていたわけです。

要するにクレジットカード会社もサラ金と全く同じことをして、たくさん儲けていたわけです。

それが原因でカード破産者が続出し社会問題となりました。

そこで、貸金業法が改正されて総量規制というものが導入され、原則として、年収の3分の1までしかキャッシングとしてお金を貸し出すことができないようになりました

総量規制は、通常のショッピング枠の方には適用されないのですが、クレジットカード会社の一番美味しかったキャッシングの部分に適用されるので、お金を貸したくても貸せないという状況になって高い金利で儲けることができなくなってしまったのです。

年会費無料などで、たくさんクレジットカードを発行して、たくさんの人にキャッシングを利用してもらって、その金利で儲けるというビジネスモデルが崩壊してしまったわけです。

その影響で、年会費無料のクレジットカードが減少したり、サービス内容が改悪されたりと、クレジットカードのウマ味がどんどん減ってきているのです。

ただ、そのような厳しい業界事情の中でも、がんばっているクレジットカード会社もいくつかはあります。

これからは、そのような優良なクレジットカード会社を選ぶことが必要になってきています。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする